Kyeeva on StarBED

Interop 2010 で開催されたクラウドコンピューティングコンペティションというイベントがあって,これはどういうイベントなのかというと「StarBED のノードを参加者に数十台ずつ配分するから常識の範囲で勝手に使っちゃっていいよー.」という極めてシンプルなものなのですが,昨年も参加したということもあり,丁度未踏で開発していたプログラムの分散テストとかもしたかったので今年も参加しました.
そして数日前のことになりますが 6/9 にライブデモを行い無事終了したということで,何か記録というか StarBED 体験談的なものを書き残しておこうと思い立ったのですが何を書けばいいんだろう.まあそういうことです.
ボクのチームに割り当てられたノードはたぶん f041 〜 f080,a021 〜 a040 だったはずなのですが,A グループのスペックはかなり低いらしい (確認してない…) ので実際に用いたのは F グループの 40 台でした.とは言っても A グループが邪魔だったというわけでもなく,管理プログラムの実行のためにスタッフがおいしく利用しました.
まあ今考えると多少遅くても A グループも使っておけば良かったと思うこともありますが後悔先に立たずですね….
今回 StarBED を使用している際に考えたりしたことを書くと:

  • nohup コマンドを初めて使った.erl を起動する際は noshell オプションが必要.
  • 管理プログラムを書くために Python の Pexpect ライブラリに触ってみた.挙動がよく分からない部分もあったけど便利だった.
  • put 処理が予想以上に速かったけど,データ数が 10 万個とかになると流石に速度が落ちてきた.原因はコーディングの手抜きだけどこれは想定の範囲内だったしいつかちゃんと書きたいという程度.
  • Chord でのデータ配布の分散化がうまくいってた気がする.
  • 比較的深刻なバグを潰すことができた.

他にも色々あった気がするので思い出したら書き足すかもしれない.